ついに旅は最終日です。今日は、四国最北端の地、竹居岬を攻略した後、徳島まで無事に走ることが目標です。国道11号で高松からしばらく進み、県道36号へと曲がります。
国道11号から県道36号へ
県道36号を走る事で、素直に高松から徳島に帰るよりも20キロは余分に走る必要があります。この時期になると、いくら快適な睡眠を得ようとも疲れがたまっており、本当に余分に走ろうとは思わなくなってきます。それでも走らなければならない時がある・・・。
県道36号は特に特徴無し
特に面白い事もなく、竹居岬へ到着です。下の写真のように、派手な案内があるので通り過ぎる事は無いでしょう。私はボーっとしていて、通り過ぎかけましたが。
ここを下ってすぐ
凸凹したコンクリートの短い坂を下ると四国最北端の地、竹居岬に到着です。灯台もありませんし、なんとも地味な岬です。Wikipediaにも記事がありますが、実はここは本当の四国最北端ではありません。本当の最北端は、この竹居岬の一つ手前の突き出た部分、つまり先ほど通ってきた県道36号の途中にあります。
四国最北端、竹居岬
四国本土最北端と最南端は載っているのに、最東端と最西端は載っていないのはなんででしょうか。ひとまず、これで私の四国一周旅行の目標は達成です。四国の最東端、最南端、最西端、最北端をこの脚で回ることに成功しました。そして、残る課題は無事に徳島駅まで戻り、四国一周を達成することです。
最北端と最南端しか載ってない
さて、それでは徳島へ戻ります。せっかくなので、県道36号を使って岬がある半島をぐるっと回って帰りました。岬からの後半戦は少し登るので、荷物があるとしんどいです。
少し登ります
県道36号を走りきり、ここから国道11号へ復帰します。ここからが一番の忍耐が必要になる道です。というのも、すでに飽きるほど走っている道なので、退屈感が凄まじいのです。
国道11号へ復帰
国道11号は、私が最も走った道で、最も嫌いな道でもあります。特に引田を過ぎてからの海岸線は退屈で、いつもは大坂峠へ逃げています。しかし、今回は大坂峠を使うとルートがあまり美しくないので、我慢して国道11号を走りきります。
ついに徳島県に
やっとの事で、吉野川まで帰ってきました。徳島駅は本当にすぐそこです。実は、ここまでで、かなり休憩を挟んでおり、この前も鳴門インターのローソンで休憩を取っています。目的地が近づくにつれて、疲労感も溜まっていきます。逆にもうちょっとで着くので、たっぷり休んでも大丈夫と思ってしまうのです。
吉野川を渡って・・・
そして、ついに、感動のゴール。スタート地点、徳島駅に到着しました。ここまで無事に帰ってこられて、本当にほっとしました。疲れたぞー!
スタート地点、徳島駅前に到着
当初の予定では、九州に行く可能性や、途中で止める可能性もあり、本当に四国一周をすることになろうとは、考えていませんでした。途中で野宿が嫌になり、輪行して帰るという可能性もありました。また、8月29日までしか時間がなかったので、本当にギリギリだったと思っています。
四国の西側、宿毛から松山までがターニングポイントだったかと思います。あそこで余分に時間を使ってしまっていたり、何かトラブルがあれば間に合わなかったかもしれません。精神的にも高知から松山間が一番つらかったです。
サイコンは一周回っています
結果として、走行距離1085キロ、10日間の四国一周、一人自転車旅行となりました。旅の途中、いろんな人のお世話になりました。ありがとうございました。
旅を始める前は、一人で旅をすることを心配していましたが、いざやってみると意外となんとかなるものかなと思うようになりました。野宿ができないのであれば、無理にする必要もありませんし、疲れて距離を走ることができないのであれば、その日は無理をする必要もないのです。自分のペースで好きなように行動できる、それが一人旅の良いところだと思いました。
来年、次はどこに行こうかなと考えてしまう自分がいます。そもそも来年は長期間の休みが取れるのか、それが心配です。今の所、お盆時期は無理だと思うので、ゴールデンウィークに旅をするかもしれません。
四国一周ソロ旅 最終10日目終了 1085キロ走行
2014年8月28日 四国一周 完遂!
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