宍喰での野宿は、まったく言っていいほど寝れませんでした。私の隣にいたTさんは、良く寝ていたようですが、これは旅の経験の差なのでしょうか。しかし、寝れずとも横になっていないと疲れがとれないので、ゴロゴロしつつ朝を迎えました。今日の目標は室戸岬を経由して、高知駅まで走る事でした。
宍喰での夜明け
宍喰を出発すると、すぐに長いトンネル(水床トンネル)があります。このトンネルを抜けると高知県に入ります。高知県に入るとすぐに甲浦の町があります。そして、甲浦をすぎると室戸まで一気に民家が減り、何もない海岸線となります。後で思った事ですが、この何もない区間があるため、甲浦は高知というより徳島に近い存在に思えます(鉄道も室戸岬には通っていないため)。
トンネルを抜けると高知県に入ります
室戸岬までの海岸線は、開放感に溢れています。驚くほどに何も無く、美しい海岸線が広がるだけです。私の旅は自転車ですが、ここは是非バイクで走ってみたいと思いました。バイクで走ると、とても気持ちいいんだろうなーと本当に思えました。
ここからひたすら海岸を走る
海岸線を走っていると、夫婦岩と呼ばれる岩がありました。せっかくなので、休憩を兼ねて立ち寄ってみました。
何やら立派な岩があります
夫婦岩までは少し遊歩道が整備されています。しかし、駐車場は用意されていません。あまり立ち寄る人はいないみたいです。
夫婦岩
夫婦岩の説明が書かれていました。
夫婦岩の説明が書かれています
夫婦岩を出発しても海岸線が続きます。沿岸にある民家は台風に備えてあり、頑丈な石垣に囲まれていました。民家はありますが、自販機すら滅多にありません。
海岸を進みます
海岸を走り、やっとのことで室戸岬に着きました。室戸岬自体は観光地なので、店なのが少しはありますが、その周辺は殆ど何もないので要注意でした。自転車の場合は、特に水分の補給を考えた方が身の為です。
室戸岬に到着
室戸岬の駐車場の隅に自転車を止めて、海岸へ徒歩で向かいます。ちなみに、灯台が反対側(山側)にあるのですが、少し登る必要があって大変なので今回は行きませんでした。灯台の方が岬に近いというのであれば行ったと思います。また、次回、バイクや車で来たら行くとしましょう。
自転車を止めて、海岸へ向かいます
下のような案内があるので、読みつつ進みます。タービダイト層と呼ばれるシマシマの岩は、大昔は深海にあり、土砂が降り積もって固まったときにできたと書いてあります。
ふむふむ・・・
周りを見ると、上の説明にある、ウエハースのような、バームクーヘンのような、シマシマの特徴的な岩がたくさんありました。特に立ち入り禁止という看板はなかったので、自由に見て回れるみたいですが、足下が悪いため気をつけた方がいいです。
タービダイト層、特徴的な岩です
せっかくなので、また自分撮りをしています。携帯を岩の上に置いて撮影しました。
海岸でまたも自分撮り
室戸岬には、下の写真のような特徴的な根をもった、アコウという木が生えています。根を岩に張り巡らせ、姿勢を低く保つことで、台風に耐えることができるようです。かなり大きな木なので、写真に入りきりませんでした。Wikipediaに詳しい説明があるので、気になる方はどうぞ。http://ja.wikipedia.org/wiki/アコウ_(植物)
アコウの木
室戸岬を後にする
奈半利駅の向こう側に映っているマルナカで昼食を調達して食べました。そして少し昼寝。日陰があるのは本当に助かります。二日目にして既に疲れていますが、原因は昨日の寝不足にある事は言うまでもありません。
奈半利駅で一休み
夜須の道の駅にも・・・
南国市までやってきましたが、ここから特に雲行きが怪しく、雨が降ったら面倒だなーと思いつつ走りました。カッパを着るのは面倒なので。結局、この旅の間、ずっと天気は曇りときどき雨でした。
雲行きが怪しい
室戸岬という目標を攻略したので、高知駅までは作業のようでした。旅を始めるまで高知駅で終了して輪行して帰るかもと思ってましたが、まだまだ走れそうだったので旅を続行しました。
高知駅到着
高知での宿泊は、ルーマプラザというサウナを使いました。男性専用のサウナで、一泊約3000円です。仮眠室も用意されていてカプセルホテルのように安く宿泊することができます。地下の駐輪場(エレベーターがあり、バイクでも大丈夫)に自転車を預ける事ができたので、安心して泊まれます。野宿と違って朝までぐっすり寝る事ができました。ここで、私は野宿には向いてないなと思ったのでした・・・。
四国一周ソロ旅 2日目終了 ここまで250キロ走行
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