2014年8月22日金曜日

四国一周ソロ旅 4日目 中村〜宿毛

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 旅も四日目、中盤へと突入です。今日は四国最南端である足摺岬を攻略後、宿毛まで走ります。全然寝る事ができなかったため、この日の朝はとても体がだるかったのを覚えています。出発前に24時間営業の牛丼チェーンがあったので、そこで朝食をとりました。

 下の写真は中村の街を出て、四万十川を渡っているところです。本当は四万十川をゆっくり見てみたかったのですが、そんな余裕は無いので先を急ぎました。写真でも分かる通り、雲が多くて、今日は大荒れの天気になりそうな感じでした。

四万十川を渡る

 四万十川を渡ってから国道321号へ入ります。足摺サニーロードという標識が出ています。今日の天気は、全然サニーじゃない・・・と思いつつ走りました。ここから数キロは四万十川の河川敷に沿って走る事なります。



国道56号から国道321号へ入ります

 河川敷を数キロ走ると、次に見えてくるのは山です。早朝で車も少ないため、道自体はとても走りやすいです。しかし、天気が不安定で、ときどきパラパラと雨が降っては、すぐに止むというのを繰り返していました。おかげで、カッパのフードを被ったり脱いだり面倒でした(フードを被ったままでは蒸れるので、あまり被りたくない)。

だんだん山が近づいてきます

 そして、カッパを着るの嫌だなー蒸れるなーと思いつつ走っていると、ものすごい雨が降ってきました。これはフードを被っていても濡れてしまう、緊急避難だ!ということで、コンビニの近くの駐車場をお借りしました。ここで30分ほど、雨が落ち着くのを待ちました。それにしても高知はスリーエフがたくさんありますね。

コンビニの駐車場で雨を凌ぐ

 伊豆田トンネルという長いトンネルを超え、山間部を抜けると、下の写真のような海岸が見えてきます。大岐松原という海岸で、キャンプ場、サーフスポット、潮干狩りなどで人気だそうです。天気さえ良ければ、もっと素敵に写るんですが・・・。

大岐海岸

 大岐海岸を超えると、国道321号は足摺岬をバイパスして宿毛へ行ってしまうので、県道27号へ曲がる必要があります。しかし、私は道を間違え、そのまま国道321号で土佐清水の街へ行ってしまいました。結局、土佐清水市街から県道347号を使って戻り、窪津側から(下の写真では東回りと書かれているルート)回ることにしました。つまり、余分に一回、土佐清水の街へ行ったことになります。もちろん、土佐清水の街から、県道27号の片側だけを往復するということも考えたのですが、どうせなら半島を一周したいと思ったので、わざわざ戻る事にしたのでした。

地図はしっかり見る事をおすすめします

 県道27号はアップダウンを繰り返しながら足摺岬へ続いています。下の写真では広い二車線ですが、要所要所にとても狭い部分があります。しかし、観光地ということもあり、道の拡張工事が進んでいるようです。なお、この県道27号が狭いということもあり、大型車は足摺スカイライン(現在は、椿の道となっています)を使う事になっています。ですので、自転車はこちらの県道27号を使った方が良いと思います。おまけに向こうは尾根沿いの道でアップダウンが更に辛そうです。

県道27号で足摺岬へ

 足摺岬への後ちょっという所は、下の写真のようにかなり狭くなっています。この時は、雨も上がり日差しも出てきていて、このまま天気が回復する事を祈っていました。

足摺岬へ残り500m

 やっと、四国最南端の地、足摺岬に到着です。駐車場にはロードバイクで来ている人もいました。私が今回の四国一周旅行で行った岬で一番人が多かったように思います。ここから足摺岬灯台までは、少し歩く必要があります。

四国最南端、足摺岬

 駐車場脇の小道を通り、徒歩で灯台を目指します。

灯台へは徒歩

 灯台への小道には、フナムシが大量です。虫が嫌いな人はダメかもしれません(フナムシは虫ではありませんけど)。フナムシは、人間が近づくと必死で逃げていきますので、家の中にいる黒いアレと違って、こちらに飛んでくるということはないです。しばらく歩くと白い灯台が見えてきます。

灯台が見えてきました

 四国最東端の蒲生田岬の灯台と比べて大きいです。下の写真の手すりの部分には登れません。回りには何も無く、すこし寂しい感じがします。四国最南端の地、みたいなものがあっても良いと思うのですが。

足摺岬灯台を見上げる

 灯台の説明の看板はありました。看板によると、この灯台は二代目のようです。一代目は大正3年(1914年)で、現在の二台目は昭和35年(1960年)に立て替えられたと書かれています。初代からだと100年経っている事になりますね。

説明の看板

 このブログには載せてませんが、ここでまた自分撮りをしています。あまりに疲れた顔が鮮明に写っているので載せるのは止めました(笑)。前日の疲れが顔に出ているようです。

あとは宿毛へ走るだけ

 足摺岬という目標を攻略したので、後は宿毛まで走るだけです。上の写真では残り51キロとなっていますが、この時の私の感覚では昼の12時あたりで残り50キロというのが頑張れる限界でした。最初の頃は一日100キロは走ろうと思っていましたが、この辺りから精神的にきていて、一日70キロくらいで、どうにかならないかなと思うようになっていました。下の写真は、海岸線を走っていた時に見つけたものです。

室戸岬でも同じような地形を見たような・・・

 さて、宿毛へは国道321号をひた走れば着くのですが、途中の県道28号でショートカットすることにしました。

県道28号でショートカットします

 ショートカットすることにした理由は下の写真です。この強烈な雨を降らしそうな雨雲がこちらに向かっています。

ショートカットすることになった原因

 県道28号は山間を抜ける道ですが、そこまでしんどくはありませんでした。しかし、雨雲に追いつかれてしまい、雷の鳴る中を走る事になってしまいました。国道321号の一部は未走行のままとなってしまいましたが、これは今度来る時に走る事にします。

県道28号は古い峠道のようです

 途中、宿毛の道の駅でビジネスホテルを予約しておきました。もう野宿なんてするものか、今日はぐっすり寝たいんだと本気で思ったからです。ホテルには洗濯機もあるし、パソコンの貸し出しもある予定だったので、今日は最高の環境だと期待してました。

宿毛駅に到着

 しかし、実際にホテルについてみると、人が多すぎて洗濯機は使えない、パソコンは壊れてて使えないという状態でした・・・。でも私は気にしませんでした。屋根があって、安心して眠れる、その環境だけでも十分満足だったのです。それだけ疲れていましたし、野宿はしたくないと思ってました。

 夜、洗濯はしないと着るものがなくなる恐れがあるということで、ホテルの人に教えてもらってコインランドリーに行きました。洗濯しつつ、私はこれからの予定で悩んでいました。明日は宇和島か八幡浜に行く、しかし、泊まれそうな場所がない(携帯のネットで確認する限りホテルはどこも満室)。また、宇和島または八幡浜からどうするか。佐田岬までは八幡浜からでも往復で100キロ以上ある。明日は宇和島、明後日は佐田岬へ行ってから八幡浜まで帰ろうか、などと色々プランを考えていました。八幡浜も泊まる場所がないので、本当にどうしようかと悩みました。

 結局、宇和島までは頑張って走り、どうしても宿が見つからなければ輪行して松山へ行くというプランで、自分を納得させました。もちろん、その場合は佐田岬は見送ることになりますし、四国一周でもなくなります。この時が一番悩んだ時だったと思います。初めての一人旅なのに、どうしてもっと計画を練らなかったんだと後悔しました。


四国一周ソロ旅 4日目終了 ここまで496キロ走行

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