2014年9月15日月曜日

FINISH LINE KryTech Wax Lubricantを試す

 四国一周旅行が終わってから半月経ちましたが、旅の反動で全く自転車に乗ってません。それどころか、旅が終わってから自転車を放置してました。

 このままでは自転車が可哀想だということで、やっと掃除を行いました。フレームの泥を落とし、ギア周りはパーツクリーナーを使って脱脂しました。特にギア周りは気合いを入れすぎたため、かなり時間がかかってしまいました。一度やり始めると、とことん奇麗にしたい人間なのです。

 ギアを奇麗にしたのですが、ここでふと思い立ちました。いつもはFINISH LINEのセラミックウエットルブ(ベタベタするけど、雨に流れにくい奴)を使っているんですが、この自転車は街乗りをする予定なので汚れが付きにくい方が好ましいと。

 このブログは色んな人が見てくれると思っているので、補足をしておきます。チェーンオイルには、いろんなタイプがあります。成分や粘度が異なり、雨に強いものや、晴れの日専用みたいな耐久性のないタイプがあるのです。基本的に、雨に強いタイプは、粘度が高めで水に強い反面、汚れを巻き込みやすいという感じです。逆に、雨に弱いタイプは、粘度が低く、サラサラしていて汚れを巻き込みにくいという感じになっています。詳しい事は自転車屋の店員さんに聞くと良いと思います。

FINISH LINE KryTech Wax Lubricant



 そして、わざわざ新しく買ってきたのが、上の写真のチェーンオイルです。フィニッシュラインの一番汚れにくいとされている、ワックスタイプのチェーンオイルです。行きつけの自転車屋に行ったら置いてなくて、家にあるオイルを使おうと思ったんですが、やっぱり使ってみたくなって、3件ほど自転車屋をハシゴして見つけました。パッケージには次のように書かれています。
最高にクリーン!油性ではありません。デュポン社のKryToxにM2モリブテンを加え、より高い耐久性と、素晴らしい滑らかさを得ています。特殊なワックスが表面を乾燥させ、泥が付着するのを防ぎます。
最高にクリーンというのは、フィニッシュラインのラインナップの中ではということでしょう。そして、注目すべきは油性ではないということ。つまり水ですぐ流れるはず。晴れの日専用という事です。より高い耐久性とか書かれてますけど、信用しない方が良いと思います。まだ実際に走ってない状態ですが、塗布した後の感触から言って、耐久性はまったく期待できません。そもそも耐久性云々の商品ではないですから。

ひとまず、塗布直後の写真(走行0キロ)

 実際に脱脂した後のチェーンに塗ってみました。上の写真は、塗布後しっかり乾燥させたものです。普通のチェーンオイルと違って、表面は乾燥して光沢は出ません。この乾燥させる作業があるため、塗布してすぐに出かける事もできません。また、粘度がとても低く水のようです。塗りすぎると垂れてくるので、微妙な力加減で塗っていく必要があります。あと、ものすごくココナッツのような臭いがします。換気を良くして使わないと気分が悪くなりそうです。

 乾燥後、チェーンを回してみましたが、確かに潤滑はされているようです。しかし、同じフィニッシュラインのセラミックウエットルブ(ウエットなオイル)と比較すると、音が大きくスムーズさには欠けます。手で触ってみてもべた付かないので、汚れにくいというのは期待できます。ひとまず、街乗りだけですが、何キロまで保つか試してみます。

 しばらく走ってみて、汚れ具合を写真でアップロードできたらと思います。
その後・・・40キロ走行後、再注油しました

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